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東京マラソン参加費10万円返金なし|なぜしないのか理由と使い道は?

東京マラソン参加費10万円返金なし|なぜしないのか理由と使い道は?
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新型コロナウィルス肺炎COVID-19の感染拡大防止のために、2020年3月1日開催予定の東京マラソンの一般参加者の出場中止が先日発表されました。

現段階では東京五輪の代表選考会を兼ねているため、大会全体の中止ではありませんが、応援見学者同士の感染も十分に考えられることなので、今後の動きも気になるところですね。

そして、一般参加者の出場中止と同時に「参加費10万円の返金なし」というニュースが目立ちます。

参加できないのなら、参加費は返してほしいと思うのが、出場予定だった方たちの本音かどうか分からないですが、だとされないショックな出来事ということで、先日から世間を賑わせていますね。

今回は東京マラソン参加費の10万円返金なしということで、なぜ返金しないのか理由と使い道を検証しました。

 

東京マラソン参加費10万円返金なし

本当に10万円の参加費?

東京マラソンの参加方法にはいくつか分かれています。

  • ONE TOKYO プレミアムメンバーエントリー
  • 都民エントリー
  • 一般エントリー
  • チャリティーエントリー

どのエントリーも、当選した場合は、

  • マラソン:国内16,200円、海外18,200円
  • 10km:国内5,600円、海外6,700円

の事務手数料込の参加料を払う必要があります。

ですので、今回の参加費10万というのは、参加予定の方全員の参加費ではないです。

チャリティーエントリーとは?

  • 個人チャリティー 
個人で10万円以上の寄付を行うもので、チャリティーランナーは先着順で決定されます。
  • クラウドファンディング 

クラウドファンディングを利用し、寄付を募り、寄付金額順にチャリティーランナーが決定されます。

  • アクティブファンディング

寄付先事業に直接寄付を行う

今回、特に注目されている10万円の参加費はこのチャリティランナーの寄付金10万円についてのようです。

個人で10万円以上とされているので、今回は10万円ではなく、それ以上の金額が返ってこないという方もいるのでしょう。

10万が返ってこないなんて、チャリティエントリーされる予定の方は、どんな気持ちなのでしょう?

チャリティで10万寄付できるくらいなので寄付しただけと思っているかもしれませんね。

貧乏人の私なら、ショック過ぎて、3日ほど立ち直れないかも・・・

 

代わりに来年参加費なしで出場できる?

 新型コロナウイルス(COVID-19)については日本国内においても感染が確認されています。
東京マラソン2020の開催に向け、感染症対策等の準備を進めておりましたが、東京都内における複数の感染者が確認される中、多くの一般ランナーが参加する本大会を実施することは困難であるとの結論に達しました。
このため、東京マラソン2020については、マラソンのエリート及び車いすエリートの部のみを開催することといたします。
東京マラソン2020に参加を予定していたランナー(エリート除く)の皆様につきまして、以下のとおりの措置を実施いたしますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

1 措置内容
今回限りの措置として、翌年の東京マラソン2021に出走することを可能とします。
東京マラソン2021にエントリーする場合には、別途参加料の入金が必要となります。
東京マラソン2020の参加料及びチャリティ寄付金は返金いたしません(募集要項のエントリー規約に基づきます)。
東京マラソン2020シグネチャーTシャツ購入者には、2020大会終了後Tシャツを発送いたします

東京マラソン ホームページより

ということで、返金はされませんが、記念のTシャツと、来年の参加権は与えられるそうです。

与えられるのは、参加権のみで、残念ながら来年も参加費を払わなくてはいけないのです。

特に、チャリティー枠で出場予定の方は、来年も参加のために10万以上の寄付金をしなければならないなんて、参加権いりません!という方もいるかもですね。

 

 

 

返金しない理由

返金しないということを規約にのせてあるから

13. 積雪、大雨による増水、強風による建物等の損壊の発生、落雷や竜巻、コース周辺の建物から火災発生等によりコースが通行不能になった結果の中止の場合、関係当局より中止要請を受けた場合、日本国内における地震による中止の場合、Jアラート発令による中止の場合(戦争・テロを除く)は、参加料のみ返金いたします。なお、それ以外の大会中止の場合、返金はいたしません。
東京マラソン2020大会要項より

用するに「災害による中止の場合は参加費を返金しますが、その他の中止に関しては返金しませんよ」という内容です。

特に、今回は一般参加者のみ中止であって、エリートランナーのほうは中止ではありません。

 

参加費の使い道

ついったー

参加するために払った参加費用は以下のように使われます。

開催するための準備費用

大会を運営するにあたって、参加者募集をする前から宣伝を行うスタッフ。

ウェブ管理だたり、募集から抽選などを行う事務スタッフなど、大会を開催する前からたくさんの方が働いて、大会が開催できます。

そのスタッフ達の給料や福利厚生費も参加費から払わなければなりません。

 

すでに出されている広告や、景品やその他の運営費

世間に大々的に広告もうたれています。

この広告費だってお金です。

そして、すでに注文されていたであろう景品なども、すでに費用が発生してしまっています。

 

大会当日の仮設トイレや警備や運営スタッフなどの費用

今回は、大会自体が中止ではないのも、ポイントです。

この東京マラソンは東京オリンピックの代表選考も兼ねています。

そのためコロナウイルスによる感染拡大防止で一般参加が中止になってもエリートランナーは予定通り開催されます。

そのため、当日の仮設トイレや、警備や運営スタッフ、などの費用も発生します。

 

それでも不信な使い道

使い道を簡単に書きましたが、それでも、参加費全てが返ってこないのはおかしいという意見もあります。

それは、スポンサーの存在です。

もともと、一般参加のないオリンピック選考レースだったわけで、もともと都からの予算とスポンサーからいただくお金で開催できていた大会なので、中止となった一般参加の方からいただいた参加費全てを使い切るほどではないはず。

できることなら、来年の参加費を減額しますと言ってくれたら、参加者も世間も納得できるでしょうに。

 

ツイッターの反応は?

まとめ

東京マラソンの参加費10万円返金なしというのは、参加者全員ではなく、チャリティ参加の方の参加費だったということで、ネットで騒がれると、参加者全員が10万払ったかのようですね。

なぜ返金しないのかというのは、規約にもあるから、すでに準備途中だったからというものでしょうが、やはり、参加費全てを返されないのは、ちょっと気になります。

しかし、ツイッターの反応を見ると、使い道を示してくれさえすれば、返金はいらないという意見だったり、意外と、参加予定だった方は納得できているみたいですね。

納得できていないのは、全く無関係の方たちみたいです・・・

今回は東京マラソン参加費の10万円返金なしということで、なぜ返金しないのか理由と使い道を検証しました。

いろんな意見がありますが、来年は無事に開催されるといいですね!