こんにちはnounouです!
nounouはジブリ作品大好きなので、もちろん魔女の宅急便も好きな作品の一つです。
魔女の宅急便と言えば、魔女のキキと黒猫のジジを思い浮かべる人が多いと思いますが、絵描きのウルスラという女性も登場しますよね。
ウルスラって名前だったんだーと思った方もいるくらい名前はあまり知られていないのではないかなと思いますが、ウルスラも登場人物としては重要な役ですよね。
実は、ウルスラの声を担当しているのは、声優の高山みなみさんです。
そうです、キキの声も担当しています。
最近初めて気が付きましたが、声優さんてすごいですよね!
今回は「魔女の宅急便ウルスラの名言と絵が深い!キキと同じ声の理由は?」ということで、ウルスラとキキとのセリフで出てくる名言を解説するとともに、ウルスラが書く絵の意味も紹介しながら、キキとウルスラが同じ声優さんの理由を紹介します!
ウルスラとは?
魔女の宅急便で主人公キキがほうきに乗って配達の仕事をしている際、誤って配達物の黒猫のぬいぐるみを落としてしまったシーンで出てきます。
絵を描くために山小屋をアトリエにしている女性です。
設定年齢は19歳とか。
キキが13歳で独り立ちして、修行に出てきているので、キキより少しお姉さんということになります。
魔女の宅急便ウルスラの名言と絵が深い!
ウルスラの名言となる、キキとウルスラ二人の会話を見てみましょう。
ウルスラとキキの会話
「どう?」
「ステキ…」
「キキに会ってね この絵 描こうって決めたの」
「でも この子が決まらないのよね キキが来るの ずっと待ってたんだよ」
「これ 私?」
「まあね 座って モデルになってくれる?」
「でも 私 こんなに美人じゃない」
「アッハハハ… !あんたの顔 いいよ この前より ずっといい顔してる」
「さ 座って そのイスがいい!ちょっと顔あげて 遠くを見るように そう そうしてて」
「魔法も絵も似てるんだね 私も よく描けなくなるよ」
「ほんと!? そういう時 どうするの」
「ダメだよ こっち見ちゃ」
「私 前は何も考えなくても飛べたの でも 今は分からなくなっちゃった」
「そういう時はジタバタするしかないよ 描いて 描いて 描きまくる」
「でも やっぱり飛べなかったら?」
(ウルスラ) 「描くのをやめる」
「散歩したり 景色を見たり… 昼寝したり 何もしない」
「そのうちに急に描きたくなるんだよ」
「なるかしら…」
「なるさ!さあ ホラ 横むいて!」
就寝前シーン
「私 キキくらいの時に 絵描きになろうって決めたの」
「絵 描くの楽しくてさ 寝るのが惜しいくらいだったんだよ」
「それがね 全然 描けなくなっちゃった 描いても気に入らないの」
「それまでがマネだって分かった どこかで見たことがあるって 自分の絵を描かなきゃって…」
「苦しかった?」
「れは今も同じ… でも絵を描くってこと 分かったみたい」
「魔法って 呪文を唱えるんじゃないんだ」
「うん 血で飛ぶんだって」
「魔女の血か… そういうの好きよ」
「魔女の血 絵描きの血 パン職人の血 神さまか誰かがくれた力なんだよね おかげで苦労もするけどさ…」
これを高山みなみさんが一人二役してるなんて凄すぎです。
ウルスラの名言
飛べなくなったキキに
「そういう時はジタバタするしかないよ 描いて 描いて 描きまくる」
それでも飛べなかったらと不安がるキキに
「描くのをやめる」
「散歩したり 景色を見たり… 昼寝したり 何もしない」
「そのうちに急に描きたくなるんだよ」
できないと悩むよりも、まずは行動!!!
やって、やって、それでもダメなときだってもちろんある!
ダメなときに、どれだけがんばったって、ダメなときはダメ!
だったらその時は潔く、何もせず、そして、リラックスして過ごしているうちに、前よりもできるようになるんだよ!
って、誰にでも必ずぶち当たる壁を乗り超えるために、もがいて苦しむけど、きっと大丈夫って、いいこと言いますねウルスラ!
ウルスラの絵の秘密
ウルスラが描いている絵には実は元になった絵があります。八戸市立湊中学校養護学級の生徒さんたちが共同で制作した版画「虹の上をとぶ船」です。元の絵にはキキをモデルにしたという少女は描かれていないそうです。#kinro #魔女の宅急便 pic.twitter.com/1OPwf4qMef
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) January 5, 2018
ウルスラが描く絵の元絵が存在するって知ってました?
八戸市立湊中学校養護学級(青森県)の13名の生徒さんたちが共同で作成した版画「星空をペガサスと牛が飛んでいく」がモデルになっています。
坂本小九郎先生の指導のもとで制作は坂本小九郎先生の指導のもとでされ、宮崎駿監督がとっても気に入って、映画にも登場させたらしいです。
また、この版画を宮崎監督が使いたいと思った経緯は、もともとは絵コンテが終わったらゆっくりと時間をかけて宮崎監督自身が描くつもりだったそうです。
しかし、スケジュールの都合で断念せざるをえない状況になり、気に入っていたこの版画を映画に登場させようとなったということです。
また義父である大田耕士氏が日本教育版画協会の委員長を勤めていたことや、大田氏もこの版画を製作した生徒たちを教えていたという縁もあり、宮崎監督がこの版画と出会ったのでしょう。
元の版画に、キキを加筆し、油絵として作品にしたものが映画の中で登場しています。
実物は白黒ですが、映画の中の色使いも幻想的で素敵な絵画ですよね♪
絵の深い意味
「ペガサス」は「霊感」の象徴です。
「牛」とくにメス牛は「母親」の象徴です。
絵の中で描かれているのは、メス牛です。
そして、ペガサスに乗ったキキが、メス牛の少し後ろを飛んでいます。
ここからはnounouの私的考察です。
『「魔女の血」をもったキキは感じるまま心で飛んでいれば、きっと母と同じような魔女の道を進んでいけるよ』
とキキに言っているような気がします。
そして、作品を見た人には、
その他の「〇〇の血」を持ち悩んでいる人に、「霊的」=「神聖で清らかな心」で進んでいけば、母だけに限らず、目指している人、人生になれるよ。
そんなことを表しているように思います。
キキと同じ声の理由は?
ウルスラとキキ、高山みなみさんの一人二役。子供の頃それを知って声優さんすごいなって思った。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/TArazEb3z4
— 猫助 (@NekoSuke5_4) March 27, 2020
最初にキキの声とウルスラの声が一緒ということを言いましたが、キキとウルスラの声が一緒なのには理由があるそうです。
ウルスラとキキに特に何かしらのつながりがあるようには思えませんが、同じ状況となっていることがあります。
- 独り立ちして生活している
- 自力でお金を稼いでいる
宮崎駿監督も公開当時、「ウルスラがキキの成長した姿を体現している」と言っていたそうです。
キキは同じような壁を感じたことのある自分の未来像からはげまされ、ウルスラは、壁を乗り越えた経験を、過去の自分と似たような境遇にあるキキに諭す。
とてもいいシーンですよね。
そして、魔女の宅急便では、数名の女性が登場します。
- 19歳の絵描きを目指すウルスラ
- お腹の大きなおソノさん
- 娘を送り出したキキのお母さん
- 孫を気にかけるおばあさん
これらは、キキの今後成長した際に、成長過程の分岐点となる女性像を表しているとも言われています。
まだ13歳のキキは今後自分の夢や将来どうなりたいかということが決まってくる頃は、ウルスラと同じくらい少しお姉さんになったころ。
キキも誰かと結婚して、おソノさんと同じように子供を授かり別な幸せを感じることでしょう。
キキもいつかは、母と同じよようにわが子を心配しながら送り出すことでしょう。
いつかはキキも孫を気にかけて、のんびりと暮らす頃がやってくるでしょう。
人生にはいろんな通過点があり、様々な生き方があり、その時々で必至に前を向いて生きていこう。
そんなことを感じてほしいのかなと勝手に思っています。
まとめ
今回は「魔女の宅急便ウルスラの名言と絵が深い!キキと同じ声の理由は?」ということで、ウルスラとキキとのセリフで出てくる名言を解説するとともに、ウルスラが書く絵の意味も紹介しながら、キキとウルスラが同じ声優さんの理由を紹介しました!
いかがでしたか?
魔女の宅急便を小さいころに見た感想は、きっと「キキってかわいいな~、私も猫とおしゃべりしたいな~」とか、「私も魔女でほうきにのれたらいいのに」そんな感じのものだったと思います。
子育てするようになり、魔女の宅急便を見たとき、子供の頃とは違い、ジーンと心にしみるものがありました。
きっと今までの人生の中で、経験した挫折だったり、お母さん目線でキキを見ていたり、してしまうんでしょうね。
魔女の宅急便を子供の時以来見ていないという方は大人になってからも新鮮に感じられること間違いありませんよー!